令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VI部門

設計技術(1)

座長:緒方 明彦(熊谷組)

[VI-45] フラットスラブ構造物における構造解析モデルの検討

〇頃安 研吾1、伊藤 愛子1、荒木 尚幸1 (1.清水建設株式会社)

キーワード:開削トンネル、フラットスラブ構造物、設計、近似解法、FEM 解析

海外の地下鉄で採用事例が増えている,フラットスラブ構造の大規模な開削トンネル上床版を対象とし,ラーメン構造に置換した骨組解析、シェル要素を用いたFEM解析,ソリッド要素を用いたFEM解析による各モデルの断面力を比較し、構造解析モデルの適用性の検討を行った.得られた知見としては,フラットスラブ構造の近似解法はFEM解析の結果を包含しており,近似解法で設計を行えば安全性には問題ない.3つの解析手法は概ね同傾向を示すが,合理的な設計を行う場合はソリッド要素を用いるのがよいが、ソリッドモデルによる柱前面の断面力を設計に用いることは危険側となる可能性がある.

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