令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

嫌気性処理

座長:角野 晴彦(岐阜工業高等専門学校)

[VII-19] 高温固定床式メタン発酵による廃水処理汚泥の減量化

〇小川 浩司1、多田羅 昌弘1、柴田 晴佳1、菅野 一敏1 (1.鹿島建設株式会社)

キーワード:廃水処理汚泥、高温固定床式メタン発酵、減量化、バイオガス

食品工場などで課題となる廃水汚泥を、高温固定床式メタン発酵にて減量化を試みた。また分解率の向上を意図し、水熱処理汚泥も同様に試験した。水熱条件は温度140、160℃、180℃、時間15、30、60分間で処理をし、各汚泥の成分と必要熱量から160℃30分間を最適条件とした。水熱処理汚泥と未処理汚泥のメタン発酵試験より、水理学的滞留時間は6日が安定運転条件であった。またCODとSSの除去率いずれも水熱処理汚泥が向上した。汚泥減量化として、メタン発酵前の汚泥と比較し水熱処理汚泥で56%、未処理汚泥で34%の結果を得た。今後は各工場で発生するその他有機系副産物と廃水汚泥の混合処理なども検討を進める。

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