令和2年度土木学会全国大会第75回年次学術講演会

講演情報

第VII部門

下水処理

座長:小野寺 崇(国立環境研究所)

[VII-30] 流れを考慮した下水微生物燃料電池によるアノード電流生産の予測試算

〇藤井 健1、吉田 奈央子1 (1.名古屋工業大学)

キーワード:微生物燃料電池、循環型社会、下水処理、有機物除去、流速

下水バイオマスは膨大なエネルギーを保持しているが,我々は十分に回収できず,エネルギーを消費する曝気で下水処理を行っている.微生物燃料電池は非曝気処理で下水から直接電流生産が可能であるため,エネルギー消費量を抑えて有機物除去を行うことができる.しかし有機物除去能および電流生産能力が低いため,技術改善が必要である.我々は電流生産における律速要因がアノードへの有機物供給にあり,この解消には流速が有効と考えた.本研究では流速が電流生産に与える影響を定量的に評価し,流速を考慮できるようにミカエリスメンテン式を改変し,下水流速と有機物濃度から電流生産を計算し,3種の仮想流路における電流生産を比較した.

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