廃棄物の処理・処分・有効利用技術(1)

[VII-55] 鋼橋の塗装塗替工事で発生する廃棄物におけるPCB 含有廃棄物と汚染物への分別

〇松原 拓朗¹、山本 一貴¹、細井 雄介¹、岩田 直樹²、政門 哲夫³、墨 正則³、瀧本 一満³ (1.首都高速道路（株）、2.（株）島津テクノリサーチ、3.日本エンジニアリング（株）)

キーワード：塗装塗替、塗膜除去、有害物質、PCB、分別

PCBが含有した塗膜の除去において，塗膜くずのPCB含有濃度が 0.5mg/kg以下となる際には， PCB廃棄物に該当しないものとする判断が示された．そのため、これまで塗膜と共にPCB含有廃棄物として処分されていた防護服や養生シートといった汚染物は，分別により一般産業廃棄物として処分することができる可能性がある．本稿では、PCB含有廃棄物の削減を目的とし，塗膜を除去した際に使用した汚染物のPCB含有濃度を計測するとともに，掃除機等で清掃し，汚染物と塗膜を分別することによりPCB含有濃度がどの程度下がるのか分析した．