第95回日本医療機器学会大会

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Committee Report Session

[委員会報告セッション]滅菌技士認定委員会・滅菌管理業務検討委員会活動内容の報告

座長:高階 雅紀(大阪大学),深柄 和彦(東京大学)

[委員会報告セッション] 施設の業務レベル評価ツール:基本情報

酒井 大志 (越谷市立病院 中央滅菌室・手術室)

【はじめに】
滅菌管理検討委員会では,滅菌供給業務の質の向上と見える化を目的に「施設の業務レベル評価ツール」を作成した.この評価ツール全体の構成は10分類およそ280の設問からなり,本大会では設問の詳細を解説する.本稿では基本情報について解説したい.
【方針】
滅菌供給部門が適切な再生処理をおこなうために必要な,人員配置や作業環境・他部署との業務連携等について,施設の規模や業務量と共に調査対象とした.
【設問の概要と意図】
設問は73問,病床規模・手術件数・稼働時間・スタッフ数など施設についての設問.研修会の参加やワクチン接種の有無など人材育成の仕組みや安全衛生についての設問.器材管理・感染制御・コスト管理に対する積極的な関わり,円滑な業務連携のために他部署とのコミュニケーションや滅菌供給部門に対する施設の理解とサポート体制の有無も評価のポイントとしている.