第57回日本小児循環器学会総会・学術集会

講演情報

シンポジウム

シンポジウム01(I-SY01)
患者と医師の安全、医療の継続性を実現するための制度設計

2021年7月9日(金) 16:20 〜 18:20 Track1 (現地会場)

座長:坂本 喜三郎(静岡県立こども病院院長・心臓血管外科)
座長:芳村 直樹(富山大学医学部第一外科)

[I-SY01-3] 小児心臓血管外科医育成プログラムへの提案

平野 暁教1, 原田 雄章1, 岡村 賢一2, 本宮 久之3, 伊藤 貴弘4 (1.福岡市立こども病院 心臓血管外科, 2.スタンフォード大学, 3.京都府立医科大学 小児心臓血管外科, 4.千葉県こども病院 心臓血管外科)

キーワード:次世代育成, 教育プログラム, Off the Job training

次世代育成に向けた「教育プログラム」と「手術技術の評価」は表裏一体であり、今後の次世代育成に欠かせない軸となるものである。今回、「手術技術の評価」へのU-40からの提案として、以下の3つを提案させていただく。
1. 3Dモデルを用いたドライラボ対面指導と合わせた技術評価
2. 手術動画による評価
3. on site visitによる実際の手術による評価
今回の提案はあくまで叩き台としての提案であり、今後どのような教育プログラム・技術評価を構築していくかは、日本小児循環器学会全体で議論されるべき内容である。U-40世代としては、自分たちの技術向上の方法・教育指針が明らかになり、自らでもどのような修練をしていくべきかがわかりやすいプログラムであることが望まれる。プログラムに則った修練の後、必要になるのは段階的な技術評価であるため、そのために上記3つを提案する。COVID-19対応をしつつ、これからの小児心臓外科医が修練しやすい土壌はどのように作られるべきか、それぞれの評価方法の利点・欠点はシンポジウム当日に発表させていただく。