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[2Ap12] 単細胞原生生物の重力応答
生物は重力に応答する。単細胞の原生生物も例外ではなく、多くの原生生物には負の重力走性といって上に向かって泳ぐ性質がある。さらに重力による自己組織化現象として生物対流がある。原生生物が液中に高密度で存在する時、負の重力走性と重力の作用によって1個体の体長より100倍以上大きい規則的な濃淡模様が生じる。本講演では単細胞緑藻クラミドモナスの負の重力走性メカニズムと生物対流の微小重力実験について論じる。