2021年日本表面真空学会学術講演会

講演情報

企画・公募シンポジウム

[2Ap01-12] 企画シンポジウム「宇宙を利用した表面研究の展開」

2021年11月4日(木) 13:30 〜 16:45 A会場 (うどん)

座長:荒木 優希(立命館大学)

16:15 〜 16:45

[2Ap12] 単細胞原生生物の重力応答

*鹿毛 あずさ1、最上 善広2 (1. 学習院大学理学部物理学科、2. お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科)

生物は重力に応答する。単細胞の原生生物も例外ではなく、多くの原生生物には負の重力走性といって上に向かって泳ぐ性質がある。さらに重力による自己組織化現象として生物対流がある。原生生物が液中に高密度で存在する時、負の重力走性と重力の作用によって1個体の体長より100倍以上大きい規則的な濃淡模様が生じる。本講演では単細胞緑藻クラミドモナスの負の重力走性メカニズムと生物対流の微小重力実験について論じる。