Japanese society of radiological technology kinki branch

Presentation information

Oral Presentation

General Radiography

Sun. Jan 21, 2018 10:35 AM - 11:35 AM Room1 (2階)

座長:宮島 祐介(奈良県立医科大学附属病院)、西端 豊(大阪医科大学附属病院)

11:15 AM - 11:25 AM

[22] Study for a correction technology of long-length imaging DR systems: phantom study

*窪薮 友美1、宮﨑 雄司1、髙野 裕豊1、室谷 和宏1、谷口 昇平1、池部 博1 (1. 和歌山県立医科大学附属病院)

【背景】長尺撮影DR装置として,AeroDR ONE SHOT STITCHING(コニカミノルタ)を導入した.17×17サイズのカセッテ型DRを2または3枚組み合わせ,X線一回曝射で撮影し,パネル結合部の左右両端に貼付したマーカーまたは被写体に合わせて自動で画像結合処理を行う.マーカーを含めた照射野での撮影が推奨されているが,被検者の全体が照射野内に入り脊柱以外の余分な被ばくが増加する.

【目的】長尺撮影DRシステムの自動結合可能な照射野の絞り幅について検討する.

【方法】撮影条件は,管電圧90 kV,管電流200 mA,撮影時間0.16 sec,線源‐カセッテ表面間距離230 cmとした.実験①タフウォーターファントムを用いて,照射野の横方向を45(マーカー含む),40 cm(マーカー含まない)と変化させ,撮影し結合処理を行った.結合部のずれはカセッテ中心にメジャーを貼付して評価した.実験②人体ファントムを用いて全脊椎撮影側面方向の立位撮影を行った.照射野の横方向を15,18,20,25,30,35,40,45cmと変化させ,撮影し結合処理を行った.結合部のずれは結合部上の椎体の短径をImageJで計測し評価した.

【結果】画像結合処理について, 実験①では照射野サイズ45 cmで可能,40 cm で不可能となり,被写体がなく照射野内にマーカーが含まれまい場合結合が不可能であった. 実験②では照射野サイズ20 cmまで可能,15,18 cmで不可能となり,マーカーを含まない場合でも被写体に合わせて結合することがわかった.

【結語】人体ファントムで照射野を絞っても,長尺撮影DRシステムの画像結合処理は有効である.