Japan Association for Medical Informatics

[3-P1-4-04] トヨタ記念病院の情報共有ツール活用の工夫点と今後の改善に向けて

藤谷 祥帆1、藤井 章雄1、内藤 英夫1、下川 和輝1 (1. トヨタ記念病院)

information sharing tool, improvement, communication, intranet website, digital signage

【概要】トヨタ記念病院では、院内情報共有ツールとしてE-NEWS(職員向けイントラWebサイト)とT-Vision(職員向けデジタルサイネージ)を活用しています。
 E-NEWSは、医療系職員がよく使用する電子カルテ端末、事務系職員がよく使用するOAパソコン、どちらの端末からも閲覧が可能な院内全職員の情報共有ツールとして、2005年に立ち上げました。当院の方針や経営指標(日々の病床稼働率、他)、各科・部署からのお知らせ・各種帳票、また、システム障害等の緊急伝達情報などを掲載し、院内職員が必要な情報を必要なときに取りにいけるようになっています。
 T-Visionは、社内外の情報をタイムリーに発信・共有し、職員間のコミュニケーションのきっかけづくりをするために、トヨタ自動車で全社的に導入しているデジタルサイネージです。導入当初の2016年1月は2台でしたが、現在では21台導入しており、職員の共用スペースや各部門に設置されています。

【工夫点】E-NEWSの工夫点として、1日1回は必ず閲覧してもらうこと、重要な情報は目につきやすくすること、パワーポイントの機能変更に伴う掲載方法の変更をしています。

【課題】E-NEWSのコンテンツはHTML形式で手作りされており、編集ツールが使いづらいという点があります。
また、現状では検索機能がない、動画コンテンツの掲載が難しい、スマホ・タブレットでは閲覧ができないなど、機能不足の点での課題も抱えています。

【今後】老朽更新を機にパッケージ活用や機能強化の検討を行い、よりよい情報共有ツールとなるよう改善していく予定です。