2017年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 203-1 加速器・ビーム加速技術

[2C01-03] 加速器・ビーム加速技術

2017年3月28日(火) 09:50 〜 10:40 C会場 (16号館 16-203教室)

座長:全 炳俊 (京大)

10:05 〜 10:20

[2C02] ウエーブガイドを用いた3次元元素分布測定法の開発

*松山 成男1、植木 裕1、鈴木 脩平1、畠山 泰輔1、今泉 光太1、藤原 充啓1、寺川 貴樹1 (1. 東北大学大学院工学研究科量子エネルギー工学専攻)

キーワード:PIXE、ウエーブガイド

元素のミクロン領域でのイメージング手法としては、マイクロイオンビームとPIXE分析法を組み合わせたマイクロPIXEや、マイクロ放射光と蛍光X線分析を組み合わせたマイクロ放射光分析があり、医学・生物の分野で広く応用が進められている。しかしながら、どちらの場合も厚み方向に対して積分された2次元分布であるため、細胞のメタボリズムや有害金属との相互作用のメカニズムの解明には細胞レベルでの3次元元素分布の取得が必要不可欠である。そこで本研究では、細胞試料をミクロンの分解能で3次元全元素分析するために、ウエーブガイドを用いX線検出器の視野を制限し、スライスから発生したX線のみを集光する手法による3次元分布測定法(スライスマップ法)を開発した。