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[2C02] ウエーブガイドを用いた3次元元素分布測定法の開発
キーワード:PIXE、ウエーブガイド
元素のミクロン領域でのイメージング手法としては、マイクロイオンビームとPIXE分析法を組み合わせたマイクロPIXEや、マイクロ放射光と蛍光X線分析を組み合わせたマイクロ放射光分析があり、医学・生物の分野で広く応用が進められている。しかしながら、どちらの場合も厚み方向に対して積分された2次元分布であるため、細胞のメタボリズムや有害金属との相互作用のメカニズムの解明には細胞レベルでの3次元元素分布の取得が必要不可欠である。そこで本研究では、細胞試料をミクロンの分解能で3次元全元素分析するために、ウエーブガイドを用いX線検出器の視野を制限し、スライスから発生したX線のみを集光する手法による3次元分布測定法(スライスマップ法)を開発した。