2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-3 原子力施設の廃止措置技術

[1F06-11] 解析、シナリオ評価、システム開発2

2018年9月5日(水) 14:45 〜 16:15 F会場 (A棟 A36)

座長:木下 哲一(清水建設)

16:00 〜 16:15

[1F11] 廃止措置における三次元解体作業シミュレーションシステムの活用

*樽田 泰宜1,2、川崎 大介1、柳原 敏1 (1. 福井大学、2. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:廃止措置、シミュレーション、VR、知識マネジメント

近年,仮想現実(VR)の世界が情報技術の発達やスマートフォンの高性能化により,より身近なものとなっている.原子力の世界では,VRdoseという3D-CADデータを活用した解体等のシミュレーションが可能なソフトウェアが2000年代より開発されている.今後,多くの原子力施設の廃止措置が進行する状況下において,より安全で確実な作業を実施するには多様な側面から検討することが望ましい.そこで本研究では,同VRdoseが廃止措置にどのように貢献するのかを明らかにすることを目的とする.具体的には,VRdoseでシミュレート,現場観察,ヒアリングを実施し評価を行う.結果として解体計画の立案に関してコミュニケーションツールとして活用できることが分かった.今後は,解体計画立案者,作業員,放射線管理者などの多様な立場のプロジェクト従事者間のコミュニケーションを促進させるための方策を検討することが重要である.