2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 303-1 原子炉計測,計装システム,原子力制御システム

[1L01-04] 計測、監視、無線システム

2018年9月5日(水) 10:15 〜 11:20 L会場 (D棟 D12)

座長:藤島 康剛(日立GEニュークリア・エナジー)

11:00 〜 11:15

[1L04] 原子力発電所内の無線適用に向けた電波分布制御手法の開発(Ⅴ)

- 無線システムの性能検証 -

*黒田 英彦1、代田 孝広1、池田 芳朗1、 小川 純平2、 西川 浩行2、 長谷川 健1、小田 直敬1、浅野 直樹1 (1. 東芝エネルギーシステムズ株式会社、2. 東芝)

キーワード:無線通信、セキュリティ、電磁ノイズ干渉

原子力プラントでは情報漏洩や発電設備への電磁ノイズ影響が課題となって現場支援用の無線端末や発電設備の監視診断が可能な無線センサなど無線技術の導入が進んでいない。そこで電波の到達範囲を制御して電波の拡散と電磁ノイズ影響を防止し、暗号と認証のコードをセキュリティ区分毎に変えることで高セキュリティ化する無線システムを開発している。
 無線システムが電波強度を5dBで制御できることを基礎試験で検証し、電波拡散と電磁ノイズ影響を防止する見込みがあることを確認した。また高セキュリティ処理があっても無線センサの信号を1秒周期で伝送できることを解析で検証した。ここでは不定期に通信される端末内データの伝送時間を解析で評価し、さらに試験を行って無線センサの伝送周期1秒と端末データの伝送時間を確認した。本発表では、無線センサ及び無線端末について現場の模擬環境での伝送周期や伝送時間に関する試験結果を報告する。