2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2G05-09] 汚染水及び二次廃棄物の処理技術2

2018年9月6日(木) 10:35 〜 12:00 G会場 (A棟 A37)

座長:天本 一平(JAEA)

10:50 〜 11:05

[2G06] 福島第一原子力発電所事故で発生した放射性廃棄物の分析データベースの構築

*二田 郁子1,2、大木 恵一1,2、駒 義和1,2 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 国際廃炉研究開発機構)

キーワード:福島第一原子力発電所、放射性廃棄物、分析、データベース

東京電力福島第一原子力発電所(1F)の事故に由来して大量の放射性廃棄物が発生しており,これらを処分することが求められている。しかしながら,放射性廃棄物は多様な物理・化学的性質,汚染形態を示し,適切な処理・処分方法の検討や,処分後の安全性の評価等多くの課題がある。この解決のためには,放射性廃棄物の性状を把握し,研究機関や大学が連携して研究開発を行う必要がある。現在,各機関によって放射性廃棄物の分析データの取得が進められている。これらは,遅滞なく関係する研究者等の間で共有されることが必要である。

1Fの廃炉に係る国内外の取組みを推進するため,分析値を有効に活用することを目的として,必要とされる分析データの選定,取得された分析データの集積,およびそれらの利用方法について考察した。また,それに基づき,Webサイトを利用して共有可能な公開分析データベースを検討した。