[2I_PL01] ラドン療法の治療実績と研究動向
東電福島第一原発事故以後,低線量放射線の健康影響が公衆各層の最大の関心事の一つとなり,特に健康リスク不安が深刻化し適切かつ迅速な対応が必要となっている。自然起源放射性物質の約半分を占めるラドンとその子孫核種は健康リスクの可能性が指摘されているが,その一方でラドン療法の健康効果などに関する研究・調査がなされ,その臨床効果が報告されている。本特別講演では,ラドン療法を本格的に実践されてこられた光延旧岡山大学病院三朝医療センター長に,世界レベルにある治療実績と研究動向について解説して戴く。これにより,低線量放射線のリスクと健康効果に関して,本学会関係者をはじめ公衆各層の理解を深めて戴く意義は大きい。