[2O06-09] PRA改善

[2O09] 先進的レベル2PRA評価手法の開発

(11) 格納容器内の溶融デブリの分散状態に応じたセシウム再蒸発量の評価

*村田 景悟¹、中村 康一²、山根 陽子¹ (1. アドバンスソフト株式会社、2. 電力中央研究所)

キーワード：レベル2PRA、格納容器直接加熱、シビアアクシデント、再蒸発、デブリ飛散

PWRにおいて一次系が低圧状態で原子炉容器が破損した場合には溶融デブリの多くは原子炉キャビティに落下する。一方でSBO事象のように、1次冷却系が高圧状態で原子炉容器(RV)が破損する場合、格納容器直接加熱（DCH）が発生し、溶融デブリは格納容器内の各部に飛散する。このような格納容器内のデブリの分散状態は壁面に沈着したセシウムの再蒸発量に影響を与えると考えられる。本研究では、格納容器内のデブリ分散状態に応じた原子炉キャビティにおけるセシウムの再蒸発量へ与える影響を評価した。