2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 401-3 原子炉設計,原子力発電所の建設と検査,耐震性,原子力船

[2O12-15] 軽水炉の設計と検査

2018年9月6日(木) 15:20 〜 16:25 O会場 (D棟 D25)

座長:岩城 智香子(東芝ESS)

16:05 〜 16:20

[2O15] 確率論的破壊力学に基づく非破壊検査における試験程度の検討

*真野 晃宏1、山口 義仁1、勝山 仁哉1、李 銀生1 (1. 原子力機構)

キーワード:確率論的破壊力学、リスク情報を活用した供用期間中検査、亀裂検出確率

リスク情報を活用した供用期間中検査(RI-ISI)について、米国で開発された定量的手法では、配管に対して評価した漏えい頻度と産業界の経験に基づき設定された目標漏えい頻度から非破壊検査計画における試験程度が決定される。漏えい頻度の評価において亀裂の検出確率(POD)は重要な影響因子であるが、現行の評価に用いられるパーデューモデルでは、寸法によらず一定の確率で亀裂が検出されると想定して評価が行われる。本稿では、より合理的な検査計画に資するため、確率論的破壊力学(PFM)解析を活用し、亀裂寸法依存性を考慮したPODモデルの使用が試験程度に及ぼす影響を確認した。