2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-2 炉設計と炉型戦略,核変換技術

[3L10-13] 高速炉設計

2018年9月7日(金) 14:45 〜 15:50 L会場 (D棟 D12)

座長:大泉 昭人(JAEA)

15:15 〜 15:30

[3L12] Naプレナム付高速炉炉心のNaボイド反応度解析手法の検討 (2)

Naプレナム部格子計算における背景断面積の補正

*杉野 和輝1、大木 繁夫1 (1. 原子力機構)

キーワード:高速炉、Naボイド反応度、Naプレナム、背景断面積

次世代高速炉の性能追求の一環として、炉心上部にNaプレナムを有する高速炉炉心におけるNaボイド反応度の解析手法について検討を継続した。具体的には、前報の多群モンテカルロ法に代わり、連続エネルギーモンテカルロ法を参照解として、前報の解析手法の適用性検討を行った。その結果、Naプレナム部のボイド反応度を参照解に対し負の方向に過大評価することが分かった。この過大評価の要因は、炉心部からNaプレナム部への中性子流入に伴う自己遮蔽の緩和効果であり、Naプレナム部の格子計算における背景断面積の補正により考慮できることが分かった。