[1G16-19] 過酷事故解析・試験

[1G16] 格納容器内溶融炉心冷却性評価のためのJASMINEコードの改良

*松本 俊慶¹、岩澤 譲¹、川部 隆平¹、安島 航平¹、杉山 智之¹、丸山 結¹ (1. JAEA)

キーワード：シビアアクシデント、JASMINE、アグロメレーション、溶融物拡がり、格納容器内溶融炉心冷却性

シビアアクシデント時のMCCI防止・緩和対策である格納容器内先行注水の有効性を評価するうえで、溶融炉心とコンクリート床面の接触面積や堆積高さは重要なパラメータである。これらを評価する目的で、溶融物のジェットブレークアップや床面上拡がりに関連する現象に着目してJASMINEコードの改良を行っている。アグロメレーションデブリ生成予測モデルは、DEFOR-A 実験データを用いて改良及び検証を行う限りにおいては、目標水準に概ね到達した。また、溶融物の床面上拡がりの先端部の固化層の生成とその固化層の強度を用いて拡がりが停止するモデルを組み込み、これまでのPULiMS実験の結果について一貫性をもって再現できることを確認した。