2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

I. 総論 » I. 総論

[1H05-08] 非専門家へのアプローチ

2019年9月11日(水) 11:05 〜 12:10 H会場 (共通教育棟 2F B21)

座長:稲村 智昌(電中研)

11:50 〜 12:05

[1H08] 福島第一原発のトリチウム水問題の社会的側面

*澤田 哲生1 (1. 東工大)

キーワード:福島第一原子力発電所事故、トリチウム汚染水、風評被害、トリチウムの健康影響、有機結合トリチウム

福島第一原子力発電所にはトリチウムを含む汚染水がすでに100万トンを超えて貯留されている。トリチウム汚染水は国際的な慣例・基準に則り希釈して環境(海洋、大気)へ放出することが科学的および工学的見地からは可能であるが、それが実行できていない現実がある。トリチウムの環境中の総量、原子力施設からの恒常的な放出量、トリチウムの生物学的な影響を鍵として、トリチウム水問題の社会的側面を分析し議論する。