2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2G06-09] 過酷事故(Na冷却高速炉)2

2019年9月12日(木) 10:50 〜 11:55 G会場 (共通教育棟 2F C22)

座長:伊藤 大介(京大)

11:05 〜 11:20

[2G07] ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷事故時の制御棒材の共晶溶融挙動に関する研究

(17)溶融ステンレス鋼/B4C固液反応後の元素濃度分布

*中村 勤也1、太田 宏一1、江村 優軌2、高井 俊秀2、山野 秀将2 (1. 電中研、2. 原子力機構)

キーワード:ナトリウム冷却高速炉、炭化ホウ素、制御棒、共晶反応、濃度分布

ナトリウム冷却高速炉の炉心損傷時に、制御棒が燃料に先行して溶融し下方へ再配置する挙動解析モデルの構築を目指している。本講演では、溶融ステンレス鋼と中性子吸収材(B4C)の反応試験によって得られた生成物を対象に、特にホウ素の濃度分布測定の結果について報告する。溶融ステンレス鋼に溶解したホウ素は速やかに水平方向に拡散するもの、鉛直方向への拡散は時間依存であることが示唆された。