2019年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2I15-18] 乾式再処理

2019年9月12日(木) 16:05 〜 17:10 I会場 (共通教育棟 2F D21)

座長:鈴木 英哉(JAEA)

16:20 〜 16:35

[2I16] 乾式再処理使用済塩のゼオライトによる処理技術の開発

(6)ゼオライトカラムによるSr吸着試験およびFP移行モデルによる評価

*魚住 浩一1、稲垣 健太1 (1. 電中研)

キーワード:乾式再処理、使用済塩、ゼオライトカラム、ストロンチウム、FP移行モデル、速度定数

乾式再処理で生ずる使用済塩のゼオライトカラムによる処理技術開発の一環として、模擬FP元素としてSrを含む模擬使用済塩を用いたカラム試験を実施し、塩中のSrの一部がゼオライトに吸着されたことを確認した。また、福島第一原子力発電所事故で生じた汚染水の処理挙動評価のために作られたFP移行モデルに基づく計算コードを溶融塩系に適用し、LiCl-KCl-SrCl2塩にゼオライトを浸漬した際のSr吸着量変化の文献値へのフィッティングにより求めた速度定数を用いてゼオライトカラムでのSr吸着挙動を試算し、カラム試験の結果と比較することでその速度定数の妥当性を検証した。