2019年秋の大会

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VII. 保健物理と環境科学 » VII. 保健物理と環境科学

[3D10-15] 放射線測定・線量評価2

2019年9月13日(金) 14:45 〜 16:25 D会場 (共通教育棟 1F D12)

座長:佐々木 道也(電中研)

15:15 〜 15:30

[3D12] 大型任意形状対象物に対する放射能表面汚染密度自動測定装置の開発(Phase-4)

*飯田 雅樹1、近江 正1、及川 志郎2、竹山 信一2、高橋 浩3 (1. 原電、2. スギノマシン、3. 富士古河E&C)

キーワード:表面汚染密度、自動測定、任意形状

資機材等を管理区域外へ搬出する際には,搬出物の放射能表面汚染密度を測定する必要がある。原子力発電所等では小型の搬出物は物品モニタ等の自動測定装置により測定作業を合理化しているが,搬出物が大型の場合には手サーベイによる測定を行うため,測定作業の負担や測定の精度に個人差が影響する等の懸念がある。

今回開発する測定装置は,3Dスキャナにより測定対象物の形状を自動認識し,表面の法線ベクトルを確認することで,ロボットアームの移動経路を計算し,ロボットアーム先端に取り付けたサーベイメータにより表面汚染密度を測定する。

様々な形状の対象物の表面汚染密度を測定可能な試験装置を用いて,バックグラウンド変動及び測定器位置誤差等を考慮した測定値の不確かさを確認し,物品搬出サーベイ又はクリアランス検認測定の実用化に向けた基本的性能を確認した。