[1D03-06] 核種移行場

[1D05] シーリングシステムの長期劣化が安全機能に与える影響評価

(3)物質移行解析

*高橋 博一¹、武田 匡樹²、杉田 裕²、大野 宏和²、若杉 圭一郎³、高瀬 博康¹、三津山 和朗¹、橋本 朋子¹ (1. 株式会社QJサイエンス、2. 日本原子力研究開発機構、3. 東海大学)

キーワード：シーリングシステム、核種移行解析、不均質場

地層処分における坑道の閉鎖技術として考えられている坑道埋め戻し材や止水プラグといったシーリングシステムは、長期的な劣化・変質によって期待されている安全機能が低下し、その結果、閉鎖後にそれらが卓越した移行経路となることが懸念されている。坑道や立坑そのものが核種の移行経路となり得る要因を分析した上で、それらが安全機能へ及ぼす影響を評価することは地層処分の安全性を確保する上では重要である。
本報告では、シーリングシステムが卓越した移行経路となり得ることを想定したシナリオに対し、3次元不均質場の核種移行解析を行い、シーリングシステムの安全機能が失われた場合における核種移行への影響評価を示す。