[2G08-12] 福島原発事故

[2G08] Multi-Physicsモデリングによる福島2・3号機ペデスタル燃料デブリ深さ⽅向の性状同定

(3)ねらいと全体計画及び一年目の進捗

*山路 哲史¹、古⾕ 正裕¹、⼤石 佑治²、佐藤 ⼀憲³、深井 尋史¹、Xin Li¹、間所 寛³ (1. 早稲田大、2. 阪⼤、3. JAEA)

キーワード：原⼦炉過酷事故、福島廃炉、MPS法、浮遊法、ペデスタル燃料デブリ深さ⽅向の性状同定

福島廃炉のためには炉内状況把握の更新が必要である。2021年度の初号機の燃料デブリ取り出し開始やそれ以降の各号機の継続した安全管理のためにも、2・3号機ペデスタル燃料デブリの深さ方向の分布・性状の把握が喫緊の課題である。発表者ら（早大、阪大、JAEA）は英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業（201-2021年度）において、固液の移行及び界面の機構論的な追跡が可能な粒子法、模擬デブリ流下実験、浮遊法による高温融体物性データ整備により、Multi-Physicsモデリングによる福島2・3号機ペデスタル燃料デブリ深さ方向の性状同定に取り組んでいる。本報告では本研究のねらいと全体計画及び一年目の進捗等を報告する。