2021年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[3D09-12] PWSCC

2021年9月10日(金) 14:45 〜 16:00 D会場

座長:阿部 弘亨 (東大)

14:45 〜 15:00

[3D09] TT690合金冷間加工材におけるPWR1次系模擬水中SCC発生試験

変形を許容した高応力条件下での亀裂発生挙動

*大厩 徹1、寺地 巧2、山田 卓陽1、國谷 耕平1、有岡 孝司1 (1. INSS、2. 関西電力)

キーワード:TT690合金、SCC発生試験、冷間加工材、粒界キャビティ

冷間加工したTT690合金に対して,塑性変形を許容した高応力をブラントノッチCT試験片に付与して360℃のPWR1次系模擬水中で定荷重試験を実施した。5,000h程度の試験でノッチ先端に微小な粒界亀裂が認められ,断面観察から亀裂発生の前駆挙動として粒界キャビティの形成が確認され,酸化との重畳により粒界結合力が低下し開口が生じたと推察された。