2022 Fall Meeting

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Oral presentation

V. Nuclear Fuel Cycle and Nuclear Materials » 505-3 Decommissioning Technology of Nuclear Facilities

[2B06-09] Decommissioning of Fukushima Daiichi NPP 2

Thu. Sep 8, 2022 10:50 AM - 11:55 AM Room B (E1 Bildg.2F No.21)

Chair:Taro Shimada(JAEA)

11:35 AM - 11:50 AM

[2B09] Fukushima Daiichi Power Station Unit 1
About accidents caused by damage to the pedestal foundation and countermeasures

緊急対策と廃炉計画

*Haruo Morishige1, Yasufumi Kitamura2, Yosuke Yamashiki3 (1. Fukushima Nuclear Accident Countermeasures Review Group, 2. Kitamura Co., Ltd, 3. Kyoto Univ.)

Keywords:pedestal

5月の1号機調査により、原子炉を支持するペデスタル基礎のコンクリートが溶融し鉄骨と鉄筋がむき出しになっていることが判明した。原子炉によって発生し地震力はせん断力と曲げ力によってペデスタルに伝達される。設計ではせん断力は鉄骨によって、曲げ力は鉄筋コンクリートによってそれぞれ負担している。しかし今回の調査で鉄骨や鉄筋が剝き出しになり、本来の耐震性が原子炉支持構造物に失われていることが明らかにになった。主蒸気管を始めとする原子炉周りの配管が本来の機能を超えて辛うじて支えているに過ぎない。これらの配管も炉心溶融時に大きな歪を受けており損傷が進んでいると予想され、楽観できない。頻発する事故後の地震によって格納容器のキレツが拡大し汚染水が増大している。その一因に基礎を失った原子炉が逆振り子の状態で格納容器底部を揺らしていることにある。今回、原子炉倒壊によって波及する災害を予測した上で、原子炉倒壊をさける緊急的な対策と10年の期間内で現実施工可能な廃炉方法について提言する。