2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[1H08-12] 小型ナトリウム冷却高速炉

2023年9月6日(水) 14:45 〜 16:10 H会場 (ES総合館2F ES022)

座長:小野田 雄一(JAEA)

15:00 〜 15:15

[1H09] 革新的小型ナトリウム冷却高速炉の開発

(14) 国内導入炉心の安全性向上検討

*渕田 翔1、藤村 幸治1、藤又 和博1、中原 弘尊1、太田 宏一2 (1. 日立GE、2. 電中研)

キーワード:ナトリウム冷却高速炉、金属燃料炉心、炉停止機能喪失事象、スクラム失敗を伴う冷却材流量低下、自己作動型炉停止機構、ガス膨張機構、軸方向非均質炉心

金属燃料炉心の炉停止機能喪失事象(ATWS)時に、米国では考慮されているが評価手法の不確かさに課題を有する径方向膨張反応度を考慮しない条件で、炉心損傷を回避できる炉心概念を構築した。SASSやGEMといった受動的炉停止機構の設置や軸方向非均質構成等の安全性向上策によって、スクラム失敗を伴う冷却材流量低下(ULOF)時においても冷却材沸騰回避に対する十分な裕度を確保することを確認した。