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[1O15] 浮体式原子力発電の開発
(1)産業競争力懇談会他における検討概要
キーワード:浮体式原子力発電、産業競争力懇談会、NEXIP事業、安全性向上、既存技術融合
本発表で扱う浮体式原子力発電とは、石油掘削リグと原子力発電という既存技術の組合せにより、安全性を大幅に高めつつ、早期に社会実装を狙うものであり、マサチューセッツ工科大学のMichael Golay教授らが提案している。国内では、一般社団法人産業競争力懇談会(COCN)において、2020~2022年度に産業界・学術機関から39機関が参加し、検討されている。例えば、技術的検討として、建造方法、揺動の影響、安全設備、核セキュリティについて、その他にも法律等の制度面、運用方法、保守方法等の運用面について検討している。なお、これら検討の一部では、経済産業省の補助事業「社会的要請に応える革新的な原子力技術開発支援事業(NEXIP事業)」の支援を受けている。本発表では、COCNにおける検討概要を報告する。