2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1O15-20] 浮体式原子炉

2023年9月6日(水) 16:25 〜 18:00 O会場 (工学部5号館2F 522)

座長:村上 健太(東大)

16:40 〜 16:55

[1O16] 浮体式原子力発電の開発

(2)核セキュリティに関するCOCN検討結果

*小暮 將之1、原 大輔2、中野 宏之1、光山 童夢1、上坂 昌生1 (1. 東電HD、2. 東工大)

キーワード:浮体式原子力発電、核セキュリティ、核物質防護、産業競争力懇談

原子力の平和利用においては、原子力安全(Nuclear Safety)、保証措置(Safeguards)、核セキュリティ(Nuclear Security)を考えることが重要である。 浮体式原子力発電の核セキュリティに関する検討は、過去にマサチューセッツ工科大学で実施されており、また、国内でも検討されている。  2021年度にも本プロジェクト内で核セキュリティに関連する内容を検討しているが、2022年度は、より詳細な検討として、浮体式原子力発電所の核セキュリティ対策、すなわち、脅威の手段への対抗策の具体化を行った。 浮体式原子力発電所に対する具体的な脅威の手段への対抗策を検討するため、本検討では3つのステップで検討を進めた。はじめに、浮体式原子力発電所に対してテロ活動を実施する目的を定義した。次に、定義した目的を達成するためにとる脅威の手段を検討した。最後に、検討した脅威の手段への対抗策を検討した。なお、本検討では、テロ組織による外部からの脅威を対象としている。