2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[1O15-20] 浮体式原子炉

2023年9月6日(水) 16:25 〜 18:00 O会場 (工学部5号館2F 522)

座長:村上 健太(東大)

17:40 〜 17:55

[1O20] 浮体式原子力発電の開発

(6)浮体式原子力発電の揺動の事故進展に与える影響の評価

*宇井 淳1、池田 寛1、新井 崇洋1 (1. 電中研)

キーワード:浮体式原子力発電、揺動、設計拡張状態、不確かさ解析

沖合で稼働する浮体式原子炉の上下方向の揺動(heaving)による加速度や周期が事故進展に与える影響を確認するため,原子炉システム解析コードRELAP5/MOD3の運動量保存式の重力項を時間依存で変動させる修正を行った。大気圧及び高圧での流量・出力振動試験結果との比較により同コードの適用性を確認し,高圧・低圧注水機能喪失や原子炉停止機能喪失など,種々の設計基準を超える事故(設計拡張状態)の事故シナリオの感度解析や不確かさ解析を行い,揺動の影響は全般に小さいことを確認した。その検討結果を報告する。