2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-1 同位体分離,同位体応用,ウラン濃縮

[2B04-08] 同位体分離2

2023年9月7日(木) 10:35 〜 12:00 B会場 (IB電子情報館1F IB014)

座長:塚原 剛彦(東工大)

11:20 〜 11:35

[2B07] Li同位体分離用クロマトグラフィーカラムの過渡応答解析への電気伝導度計の適用

*香村 迅1、田村 航平1、加藤 昌太朗1、大橋 利正1、杉山 貴彦1 (1. 名大)

キーワード:擬似移動層、リチウム同位体分離、電気伝導度計、過渡応答解析

クロマトグラフィー技術によるリチウム同位体の高濃縮を目的として,擬似移動層プロセス(SMB)に HPLC カラムを適用した方法の開発を進めている.このプロセスの実現のためには, プロセスに適した吸着材,溶離液,平衡吸着系,吸着カラムを選定する必要がある.そこで,単一のカラムの過渡応答実験を行い,電気電導度計を用いて過渡応答波形を測定した.得られた波形に対してモーメント解析を行い,ペクレ数や選択係数などを評価した.吸脱着項を含む拡散移流方程式に基づくシミュレーションコードを作成し,これに求めたペクレ数と選択係数を入力して用い,Li同位体分離用クロマトグラフィーカラム内の物質移動をシミュレーションした.