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[2B14] 酸性ジアミド抽出剤のマイナーアクチノイド及び希土類元素に対する抽出特性
キーワード:溶媒抽出、マイナーアクチノイド、アメリシウム、キュリウム、B-TONAADA、分離変換、SELECTプロセス、MA分離
日本原子力研究開発機構では、高レベル放射性廃棄物の減容・有害度低減に向け、高レベル放射性廃液からマイナーアクチノイド(MA)を回収する「SELECTプロセス」(Solvent Extraction from Liquid-waste using Extractants of CHON-type for Transmutation)の開発を行っている。本研究では、SELECTプロセスにおけるMA/希土類元素(RE)分離の効率化を目指し、酸性ジアミド抽出剤Branched-TetraOctylNitriloAceticAcidDiAmide(B-TONAADA)の適用性を検討した。抽出試験の結果、硝酸濃度によってランタノイドパターンが変化する特異的な抽出挙動を示すとともに、広い硝酸濃度領域でREよりもMAの分配比が大きくなることが明らかとなった。