2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 504-3 燃料再処理

[2B15-17] 蒸発乾固

2023年9月7日(木) 16:25 〜 17:15 B会場 (IB電子情報館1F IB014)

座長:鈴木 英哉(JAEA)

16:55 〜 17:10

[2B17] RuO4放出抑制策としてのゼオライトの適用性の検討

(2) 小規模カラム試験装置によるX型ゼオライトのガス吸着特性評価

*関口 裕真1、加藤 徹也1、宇佐見 剛1 (1. 電中研)

キーワード:高レベル廃液、蒸発乾固、ルテニウム、ゼオライト

再処理施設の重大事故緩和策として、高レベル廃液の蒸発乾固事故時に放出される揮発性Ruをゼオライトにより除去することを検討している。本研究では、前報までの基礎試験において良好なRuO4捕捉特性を示したX型ゼオライトについて、より規模の大きい試験装置によりゼオライト装荷量をパラメータとした評価を実施した。RuO4の捕捉特性は共存する硝酸蒸気の影響を受け、一定以上の硝酸がゼオライトに捕捉される多量の硝酸雰囲気ではRuO4の捕捉特性が悪化することが分かった。