2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-2 放射性廃棄物処分と環境

[2D01-04] モデル化技術

2023年9月7日(木) 09:30 〜 10:35 D会場 (IB電子情報館2F 大講義室)

座長:田中 真悟(原環セ)

10:00 〜 10:15

[2D03] 地層処分システムの空間的不均質性および時間変遷に応じた核種移行評価技術の構築

*石田 圭輔1、藤﨑 淳1、三枝 博光1、尾上 博則1 (1. 原子力発電環境整備機構)

キーワード:地層処分、核種移行、粒子追跡解析

調査対象地域の地質環境特性に応じて設計した処分場の閉鎖後安全評価を行い,この地域で安全な処分場の構築が可能かを判断するためには,地表を含む地質環境と処分場からなる処分システムの構成要素の形状などの特徴や時間変遷を反映して,廃棄体から生活圏までの核種の移行挙動を現実的かつ定量的に評価する必要がある。機構は包括的技術報告書で示したニアフィールドスケールを対象とした粒子追跡解析技術を出発点とし,パネルスケール(数百m四方)から広域スケール(数十km四方以上)までを解析対象領域とした処分システムの時間変遷に対応可能な解析技術を段階的に構築してきた。具体的には、解析対象領域の拡張の課題である計算負荷低減に対し,並列計算に特化した解析コードの導入やスケールごとに解像度を変えたモデルを用意し入れ子状に取り扱う解析技術を構築した。本発表においては、試行を通じて構築した解析技術について説明する。