2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2G05-08] シビアアクシデント

2023年9月7日(木) 10:50 〜 12:00 G会場 (ES総合館2F ES021)

座長:淀 忠勝(MHI)

11:05 〜 11:20

[2G06] MELCOR2.2による国内3ループ PWRプラントのソースターム解析

(2)補機冷却系喪失シーケンスにおける注水マネジメントの影響

*菊池 航1、平等 雅己1、金子 順一1、堀田 亮年1、蒲田 正2、福井 皐丈3 (1. 長官官房技術基盤グループシビアアクシデント研究部門、2. FMIC R&D、3. アドバンスソフト)

キーワード:注水マネジメント、PWR、137Cs環境放出、初期インベントリ、MELCOR2.2

新規制基準施行後に増強された国内3ループPWRプラントの炉心注水・格納容器スプレイ手段を考慮し、MELCOR2.2を用いたソースターム解析により環境放出挙動に対する影響を評価した。この際、増強された炉心注水及び格納容器スプレイの手段を組み合わせて実施することにより、放射性物質のプラント内保持を促進することによりソースターム緩和に寄与することが期待される。
本発表では補機冷却系が喪失し各種ポンプの冷却失敗に伴うRCPポンプのシールLOCAの発生シーケンスを対象とし、注水マネジメントによる環境へ放出されるソースタームへの影響について報告する。