2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[2H13-15] 自己作動型炉停止機構

2023年9月7日(木) 15:35 〜 16:30 H会場 (ES総合館2F ES022)

座長:山路 和也(MHI)

15:50 〜 16:05

[2H14] ナトリウム冷却高速炉における自己作動型炉停止機構の性能評価に関する研究

(2)温度感知合金周辺の流動場計測

*山崎 僚太1、相澤 康介1、小林 順1、栗原 成計1 (1. JAEA)

キーワード:自己作動型炉停止機構、ナトリウム冷却高速炉、熱線風速計、温度感知合金

自己作動型炉停止機構(SASS)は、所定の温度に到達すると温度感知合金の磁性が消失する特性を利用して炉心出口の異常な温度上昇に伴い受動的に制御棒を落下させる装置であり、次世代ナトリウム冷却高速炉への実装が計画されている。SASSを有効に機能させるためには、燃料集合体からの高温流体を効率的に温度感知合金まで導くことが必要であり、温度感知合金周囲の流動場を把握することはSASS性能評価手法の整備を進める上で重要である。本発表では、実機と同じ縮尺で温度感知合金周辺構造を模擬した体系で水流動試験を実施し、熱線風速計を用いて取得したフィン間流速を含めた温度感知合金周辺の流動特性について発表する。