2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2I01-07] ガンマ線計測およびその組み合わせ

2023年9月7日(木) 10:00 〜 11:55 I会場 (ES総合館2F ES024)

座長:前田 亮(JAEA)

11:15 〜 11:30

[2I06] 全方向コンプトンイメージングに基づく放射線源可視化・定量法の開発

(6)高強度線源に対する線源位置・強度推定の実証

*神田 皆人1、向 篤志1、島添 健次2、田村 雄介3、禹 ハンウル4、上ノ町 水紀5、石田 文彦6、河原林 順7、土屋 兼一8、富田 英生1 (1. 名大、2. 東大、3. 東北大、4. 工学院大、5. 京大、6. 富山高専、7. 東京都市大、8. 科警研)

キーワード:コンプトンイメージング、線源探知、自己位置推定と環境地図作成

放射性物質を用いたテロ行為の阻止や線源の紛失・盗難の対応のために、所在が不明な放射線源を迅速に探知する手法が求められている。探知時の安全を確保する観点から、無人機を用いた探知システムが望ましいため、本研究グループでは、全方向に感度を持つγ線可視化装置と3次元測距装置を無人ビークルに搭載したプロトタイプシステムを開発してきた。屋外にて大強度の137Cs及び60Coガンマ線源を用いた実験を実施し、遠隔にて動作するプロトタイプシステムにより線源の位置と強度を推定できることを実証した。また、複数線源に対する本手法についての適用性について検討した。