2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

VII. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2J01-08] 線量測定

2023年9月7日(木) 09:45 〜 11:55 J会場 (ES総合館2F ES025)

座長:町田 昌彦(JAEA)

10:45 〜 11:00

[2J05] 原子力災害時における車両汚染検査の最適化手法の研究

(2) 可搬型車両用ゲート型モニタの新たな配置方法の有用性の基礎的検討

*川崎 晃平1、平岡 大和2、江㟢 巌1、木村 仁宣2、外川 織彦2、齊藤 将大2 (1. 千代田テクノル、2. JAEA)

キーワード:原子力災害、UPZ、汚染検査、可搬型ゲート型モニタ、指定箇所検査

原子力災害時に避難する住民が乗っている車両は汚染検査(避難退域時検査)を受けることになっており、タイヤとワイパー部を測定してスクリーニングする運用が定められている。可搬型車両用ゲート型モニタの導入によって、タイヤ検査の迅速化は見込まれているが、ワイパー部を同時検査することは困難であるため、さらなる迅速化には課題がある。本研究では、タイヤ及び/又はワイパー部の同時検査を目的に、検出器の配置を工夫して各汚染を弁別することを試みた。配置方法の有用性と、現実的な汚染を想定した時の検出器の応答についてシミュレーション計算を行った結果を報告する。