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[2L05] 塩化物溶融塩を用いた液体リチウム中軽水素の電気化学的抽出における発生ガスの分析
キーワード:核融合ブランケット、液体増殖材、液体リチウム、トリチウム、電気化学
核融合炉の燃料循環システムを成立させるために、液体増殖材として使用される液体リチウム(Li)からトリチウム燃料を回収する手法の確立が必要となる。そこで、同位体分離の負荷が小さく、連続的な処理が可能な電気化学的手法の適用が期待される。本研究では、Liからの水素回収における電気化学的手法の有効性の検証を目的とする。実験では、Liと塩化物溶融塩(LiCl 58.5 at.%-KCl 41.5 at.%)の二重液層を用い、Liにトリチウム燃料の模擬材料として水素化リチウム(LiH)を直接添加し、酸化還元反応によるサイクリックボルタモグラム(CV)の変化を求める。CVの結果を元に、同様の体系で一定の電位差を印加し、ガスクロマトグラフィー(GC)を用いて、発生ガスの経時変化を分析する。