2023年秋の大会

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一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[2L04-07] トリチウム増殖材・中性子増倍材 

2023年9月7日(木) 10:50 〜 12:00 L会場 (ES総合館3F ES033)

座長:田中 照也(核融合研)

11:20 〜 11:35

[2L06] 塩化物溶融塩を用いた液体金属リチウム中窒素不純物の電気化学的抽出における発生ガスの分析

*荒谷 舜1、伊藤 諒1、北川 柚葉1、向井 啓祐1、八木 重郎1 (1. 京大)

キーワード:液体増殖材、リチウム、電気化学

液体増殖材候補の一つである溶融金属リチウム(Li)に含まれる窒素不純物は、核融合における液体ブランケットの構造材の腐食を促進させる事が知られており、そのモニタリングと回収技術が必要となる。そこで本研究では、不純物を連続的に除去しその濃度をオンラインで測定できる電気化学的手法に着目し、Liに含まれる窒素不純物の抽出に適用した。実験では、Liと塩化物溶融塩(LiCl 58.5 at.%-KCl 41.5 at.%)の二重液層に通電を行った。Liに窒素不純物として窒化リチウム(Li3N)を直接添加し、Liに対してニッケル電極を用意し酸化還元反応によるサイクリックボルタモグラム(CV)の変化を求めた。また、クロノアンペロメトリー(CA)を測定した。さらにニッケル電極付近で発生するガスの一部を分取し、窒素やアンモニア等の含窒素ガス成分に対するガスクロマトグラフィー(GC)の分析結果を報告する。