2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-3 研究炉,中性子応用

[3M05-08] 医用RI製造2

2023年9月8日(金) 10:50 〜 11:55 M会場 (ES総合館3F ES034)

座長:相澤 直人(東北大)

10:50 〜 11:05

[3M05] 国内の原子力インフラを活用した医用 RIの自給技術確立に向けた研究開発(その2)

(5) 高速実験炉「常陽」を用いたRI製造

*佐々木 悠人1、佐野 亜々留1、板垣 亘1、前田 茂貴1、高木 直行2 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 東京都市大学)

キーワード:医療用RI、Ac-225、Mo-99/Tc-99m、高速中性子、中低速中性子、高速実験炉「常陽」

医療用RIの自給技術確立に向けて、原子力機構では高速実験炉「常陽」を用いたRI製造を検討している。本研究では、ターゲット核種として、医学診断で最も一般的に使用されているMo-99/Tc-99mと、標的α線療法の有効なα線放出核種として知られているAc-225の 2核種に着目した。「常陽」におけるこれらのRI製造に適した照射条件を明らかにし、ターゲット照射から払い出しまでの計画の立案、更には中性子スペクトルや断面積の不確かさを考慮し、「常陽」での製造量の最確値を評価した。