2023年秋の大会

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一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学および医学利用 » 201-1 原子核物理,核データ測定・評価・検証,核反応工学

[3N10-16] 核データ評価・検証

2023年9月8日(金) 14:45 〜 16:30 N会場 (工学部5号館2F 521)

座長:中山 梓介(JAEA)

16:00 〜 16:15

[3N15] 反対称化分子動力学による平均場模型の基底状態の配位依存性

*向原 悠太1、小野 章4、佐波 俊哉2,3、稲倉 恒法1、石塚 知香子1、千葉 敏1、片渕 竜也1 (1. 東工大、2. KEK、3. 総研大、4. 東北大)

キーワード:反対称化分子動力学、粒子生成、平均場、2核子衝突、核データ

本研究では反対称化分子動力学を用いて、12Cを27Alに入射させる反応の断面積計算における平均場模型依存性を調べた。今までは基底状態の束縛エネルギーに差がなくても微視的な断面積に最大で500%程度、12C(p,xn)反応で数倍程度断面積に差があることが分かっていた。本研究からこの平均場依存性が基底状態の構造に大きく依存していることが明らかになった。これまで平均場依存性の影響は明らかになっていたが、影響を予測することは困難であった。本研究により平均場が基底状態の配置に依存し、反応断面積において重要な差をもたらすことが分かった。