[1L01-04] モジュール型高温ガス炉

[1L03] 早期実用化と機動的運用が可能な蓄熱型小型モジュール高温ガス炉の開発

(III) プラントシステム及び主要設備の検討

*鈴木 哲¹、藤原 斉二¹、永田 章人¹、若﨑 真吾¹、松田 淳子¹、親松 泰子¹ (1. 東芝ESS)

キーワード：高温ガス炉、炉容器冷却設備、原子炉格納施設、耐震構造、高温水蒸気電解

東芝エネルギーシステムズと富士電機が共同開発している小型モジュール高温ガス炉は、固有安全性を活用して原子炉格納設備施設を簡素化すると共に、小型原子炉を4モジュール化することで大型軽水炉並みの電気出力を得るコンセプトであり、早期実用化のため成熟技術である蒸気タービン発電を採用している。また、原子炉出口温度が高い特徴を活用し、蓄熱設備との接続により、原子炉熱出力一定運転のまま、再生可能エネルギーに起因する電力需給変動を吸収する機動的運用等を検討している。 本発表では本高温ガス炉の主冷却設備や工学的安全設備、原子炉格納施設等の主要なプラントシステムの概念検討結果と、更にオプションとして検討している高温水蒸気電解法を使用した水素製造の取り組みについて報告する。