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[2I18] 放射性廃棄物容器内の処分制限物質に対する高エネルギーX線CTを用いた非破壊識別方法の開発
キーワード:廃棄物キャラクタリゼーション、非破壊検査、高エネルギーX線CT、処分制限物質
過去に発生し、保管されてきている低レベル放射性廃棄物の処分において、埋設施設の廃棄物受入基準により量が制限される物質を、基準値以上に含む場合には廃棄物から取り除く必要がある。これらの物質の定量評価を合理的に行う手法として、高エネルギーX線を用いた非破壊検査により、容器内の廃棄物を識別することを試みた。今回、処分制限物質として可燃物、アルミ、鉛、水銀及び電池を含む模擬廃棄物を容器内に封入し、産業用CTスキャナーを用いて高エネルギーX線CTを撮影した。発表では、測定したCT画像における画素値や3次元立体像における形状の解析をもとに、これらの物質の識別方法を検討した結果について報告する。