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[3C01] 原子炉容器の非破壊検査結果に基づく仮想欠陥寸法の検討
キーワード:原子炉容器、運転期間延長、疲労亀裂進展
国内の原子力発電所は、運転できる期間が運転開始から40年であり、認可を受けた場合は、1回に限り最大20年延長できる制度となっている。運転期間を延長するには、特別点検を実施し、それらの結果などを踏まえた高経年化技術評価等によって長期間の運転に問題ないことを確認し、国の認可を受ける必要がある。
この特別点検の中で原子炉容器の炉心領域全域について非破壊検査(超音波探傷試験)により欠陥の有無を確認している。これまで特別点検を実施した原子炉容器において有意な欠陥は見つかっていないが、非破壊検査には検出限界が存在するため、検出限界以下の小さな欠陥が存在する可能性は否定できない。
そこで特別点検で検出出来なかった小さな欠陥があると仮に想定し、特別点検の実施時期から60年運転時点までの疲労亀裂進展量の計算を行い、その最大仮想欠陥寸法が、高経年化技術評価上で想定している欠陥寸法よりも小さくなる事を確認した。
この特別点検の中で原子炉容器の炉心領域全域について非破壊検査(超音波探傷試験)により欠陥の有無を確認している。これまで特別点検を実施した原子炉容器において有意な欠陥は見つかっていないが、非破壊検査には検出限界が存在するため、検出限界以下の小さな欠陥が存在する可能性は否定できない。
そこで特別点検で検出出来なかった小さな欠陥があると仮に想定し、特別点検の実施時期から60年運転時点までの疲労亀裂進展量の計算を行い、その最大仮想欠陥寸法が、高経年化技術評価上で想定している欠陥寸法よりも小さくなる事を確認した。