[3D08-13] 中性子源及び装置技術

[3D11] 小型核融合中性子源によるインフラ非破壊検査技術の研究

*加藤 大典¹、藤原 健²、長谷川 純¹、片渕 竜也¹、林崎 規託¹ (1. 東工大、2. 産総研)

キーワード：小型核融合中性子源、DD核融合、インフラ非破壊検査、中性子計測

近年、X線管や放射性同位元素、加速器から発生する放射線を利用した道路橋等のインフラの非破壊検査技術の開発が進められている。我々はインフラの非破壊検査システムの一つとして、小型核融合中性子源を用いた検査装置を検討している。アスファルト下のコンクリート床版の土砂化は道路の陥没事故に繋がるため、土砂化の早期発見は道路の維持管理において重大な要素の一つである。そこで我々は道路橋の土砂化を引き起こす水分に着目し、DD核融合中性子源を用いて中性子を発生させ、床版内の水分を散乱する中性子によって検知する手法を検討した。本会では本検査手法のシミュレーションと実証実験の結果について報告する。