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[2G05] 液体金属環境下において応力負荷が化学的共存性に与える影響に関する研究
キーワード：316Lオーステナイト鋼、液体鉛リチウム、液体錫、核融合炉、液体ダイバータ、液体ブランケット、腐食、応力
液体LiPbは核融合炉の液体燃料増殖材として期待されている．また，液体金属Snは液体ダイバータの冷却材として期待されている．こうした液体金属の課題は構造材料との化学的共存性である．磁場閉じ込め核融合炉の構造材には電磁力等による応力が作用するが，応力負荷が液体金属への化学的共存性に与える影響は明らかにされていない．本研究の目的は, 体金属環境下において応力負荷が316Lオーステナイト鋼(Fe-18Cr-12Ni-2Mo)の化学的共存性に与える影響を明らかにすることである．直径35 mmのC-ring試験片の外表面に最大200 MPaの応力を負荷した状態で液体LiPbに浸漬し，最大773Kの温度条件で1000時間以下の腐食試験を実施した．同様にして，液体Snでも最大773Kの温度条件で250時間以下の腐食試験を実施した．応力負荷環境下において試験片は破損しておらず，温度に比べて応力負荷が共存性に与える影響は小さいことがわかった．
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