[2H01-06] 中性子計測

[2H06] ホウ素中性子捕捉療法のためのLCVミセルゲル線量計の中性子・ガンマ線特性評価

*成田 亮介¹、林 慎一郎²、櫻井 良憲³ (1. 京大・院・工、2. 広国大、3. 京大・複合研)

キーワード：ホウ素中性子捕捉療法、品質保証、ゲル線量計、中性子・ガンマ線特性評価、線エネルギー付与依存性

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の品質保証のために3次元線量分布評価が可能なLCVミセルゲル線量計に注目している。BNCT照射場は、様々なエネルギーの中性子とガンマ線の混在場であるため、中性子およびγ線に対する基本的な線量計特性を評価しておく必要がある。京都大学研究用原子炉(KUR)の重水中性子照射設備および京都大学複合原子力科学研究所のCo-60ガンマ線照射装置を用いて、特性評価実験を行った。得られた結果から、各線量成分に対する線量応答を評価した。また、線量成分の応答は中性子の核反応よる生成粒子の線エネルギー付与(LET)に依存することが確認された。