[2K12-19] シビアアクシデント

[2K13] ジルコニウム-ステンレスの混合溶融液滴の水中酸化に及ぼす金属組成及び水温の影響

*新井 崇洋¹、古谷 正裕¹、Malmazet Erik² (1. 電中研、2. EdF)

キーワード：FCI、酸化、溶融液滴、ジルコニウム、ステンレス鋼

過酷事故時に原子炉圧力容器（RPV）から流出する溶融炉心と冷却材の相互作用（FCI）は、格納容器の健全性を評価するうえで重要な事象である。RPVの破損状況によってジルコニウム（Zr）やステンレス等の金属溶融物が流出する場合、水中での金属溶融物の酸化がFCI挙動に影響を及ぼすことが指摘されている。本研究ではZrを含む金属溶融物が水中で凝固する過程での酸化に着目し，溶融金属液滴を水プールへ滴下する小規模実験を実施した。得られた凝固粒子に対する酸化特性を評価し、金属組成及び水温が水中酸化挙動に及ぼす影響を明らかにした。