2024年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 502-1 原子炉材料,環境劣化,照射効果,評価・分析技術

[3C06-09] 燃料被覆管コーティング

2024年3月28日(木) 10:55 〜 12:00 C会場 (21号館2F 21-205)

座長:村上 健太(東大)

11:10 〜 11:25

[3C07] 事故耐性向上を目指した燃料被覆管のコーティング技術に関する研究

(2) CrコーティングしたZry4の酸化及び水素吸収挙動

*河合 慶人1、根本 義之2、山下 真一郎2、石島 暖大2、井岡 郁夫2、舟本 幸大3、渥美 寿雄1 (1. 近畿大学、2. 日本原子力研究開発機構、3. トーカロ株式会社)

キーワード:軽水炉、安全性向上、事故耐性、燃料被覆管

事故耐性燃料(ATF)被覆管候補として開発が進められているクロム(Cr)コーティング被覆管は、外表面へのCrコーティングによって従来のジルコニウム合金製被覆管に比較して高温水蒸気中での耐酸化性の向上が見込まれる。一方、冷却水損失事故(LOCA)時の被覆管破裂後を想定した場合、被覆管内面での酸化や水素吸収についても考慮しておく必要がある。本研究では高温水蒸気中での熱天秤を用いた酸化試験の後、試料の断面観察や水素吸収量の測定を行った。講演では、その結果に基づき議論を行う。

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